コラーゲンのためにも必須!美容にも健康にも必要なビタミンC
こんにちわ。
今回はビタミンCについて話していきたいと思います。
数々のビタミンの中でもビタミンCというものはかなり有名なのではないでしょうか。
美容のためにも健康のためにも必要となってくるビタミンC。
みなさんはどの程度、ビタミンCについて知っていますか?
ビタミンCって?
ビタミンCは化学名をアスコルビン酸といいます。
人体が自ら作ることのできない物質なのですが、人体には必須な物質です。なんだか矛盾してますよね。そもそも人間や猿など、ビタミンCを作れない動物は少ないようです。
意外な点としては味です。ビタミンCというとレモンのような強い酸味をイメージすると思います。しかし純粋なビタミンCは、一般的にイメージされるような酸味ではないんですよね。パセリや芽キャベツなどにも豊富に含まれていますが、酸っぱくないですよね?
みなさんがビタミンCの酸味だと思っているあの味は、実はクエン酸の酸味なのです。これは案外知らない人も多いのではないでしょうか?
ビタミンCが不足すると・・?
壊血病
自ら作り出すことができないビタミンCですが、実際に不足するとどういったことがおこるのでしょうか?
有名な話では壊血病になるといったことです。
300年ほど前のヨーロッパでは大航海時代で、長期の航海をしていました。
数か月もの間船の上で生活をしてた彼らは、新鮮な柑橘類を食べることがなく、保存食ばかりでした。
そのため多くの水夫がビタミンC不足になる、壊血病になりました。
一説には壊血病で200万人もの水夫が命を落としたともいわれています。
ビタミンCが不足すると組織をつなぐためのコラーゲンを合成することができなくなります。コラーゲンというと美容にいい!というイメージしかないかもしれません。
しかしコラーゲンがなくなると美容に悪いというレベルではない問題がおきます。
皮膚や粘膜からの出血、古傷が開き骨折経験があれば再び骨がはがれ、血管も壊死を起こし血液が漏れ出す、などなど生命を脅かすことが起きます。
当時の水夫たちも、これらの症状がおき命をおとしたわけです。
寿命にも影響
生物が生きていく上で必要なエネルギーを生成する際に、活性酸素というものが体内で作られていきます。
活性酸素は完全なる悪者というわけではなく、強い反応性を持つため、体内に入ってきたウイルスなど異物を撃退するのに使われたりするのですが、増えすぎてしまうとDNAなど細胞にダメージを与えていきます。
これを防ぐために体内には抗酸化物質もありますが、分解しきれないと生活習慣病や癌、老化などの原因となるといわれています。
ビタミンCはこの抗酸化物質としての役割があり、この活性酸素を無害化することができるのです。
とある実験データによると、通常の環境下で育成したマウスとビタミンCを与えない環境下で育成したマウスで寿命が4倍違ったとのことでした。
現代社会で、まったくビタミンCを摂らないという生活はないかもしれませんし、人間とマウスではそこまで差が広がるかどうかは疑問ですが、意識的にビタミンCを摂る人と、まったく気にしていない人では、老化現象の起きるスピードが違うと思われます。
(ちなみに喫煙はそのビタミンCを多量に失う原因ですので、美容や老化を意識する人は禁煙をおすすめします)
というのも、ビタミンCは水溶性ビタミンなので尿からでていっていまうのです。
そのため、毎日適量を食事から摂ることが重要なのです。
美容
壊血病や寿命など恐ろしいことを書いてきましたが、もっともっと身近な話をすれば、美容にもかかわってくるのです。
ビタミンCが不足すればコラーゲンが生成されません。
どんだけ外から取り入れてもビタミンCがなければ意味がないのです。
何歳になってもきれいな肌を保ちたいのであれば、コラーゲンを食事から摂るよりビタミンCを摂るほうが効果的であるといえます。
またメラニンの生成を抑える役目もありますから、シミを減らす効果もあります。
今できていても、その強い抗酸化力で徐々に薄くするというデータもあります。
1日の摂取量は?
では実際に1日にどれくらいの量を摂るといいのでしょうか?
厚生労働省によると成人で1日100㎎、妊婦だと110㎎、授乳中だと140㎎を推奨しています。
日々の食事で摂ることも十分可能な値かなぁと思いますが、1つ注意事項があります。
それはビタミンCは熱に弱いということです。
なので、ビタミンCを意識して摂る場合は生で食べる必要があります。例えばゆで野菜や炒め野菜はもちろんですが、フレッシュジュースを作る際に高回転のジューサーを使うと摩擦熱で壊れてしまう可能性もあります。
野菜か果物を食べる習慣がない、またはめんどくさい人はサプリメントを頼ってもいいのかもしれませんね。